第14章 いじめ

西川安菜は、自分がいつからそこに立っていたのかも、どこまで見られていたのかも分からなかった。

ただ今は、自分のこの無様さと惨めさが恥ずかしくて、顔がかっと熱くなる。

恥ずかしい。あまりにも恥ずかしい。

有岡里穂もまた、西川安菜の墓穴を掘る癖が前世以上だとは思っていなかった。

転校してきてまだ2日目だというのに、もう石野星紀の校内ファンクラブを敵に回している。石野星紀に入れ込んでいる村上日菜のグループは、もはや半狂乱も同然だった。石野星紀を好きになる相手がいれば、見境なく噛みつく。

自分が有岡家の令嬢でなければ、あの連中はきっと自分にも手を出していただろう。

思えば、なんとも滑稽な...

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